スローターダイク『シニカル理性批判』isbn:4623026841

まえまえから気になっていたスローターダイクを、ついに読みはじめました。最初「へんな名前だな〜」って思ったのがキッカケ(あとチクセントミハイも)。しかし、とんでもない皮肉屋ですね。こういう人大好きです!すっごく分厚い本だし、論文の途中なのでいつ読み終われるのかも分かりませんが、冒頭の部分から、かなりきっつい言い回しです。ドイツはやっぱり批判理論の影響が根強いようで(といっても、この本は1980年代前半に出されているから、ちょっと隔世の感もあり、そこを差し引いて読まねばならない)、理性を温存しちゃうところがあって、それにたいするアンチテーゼの代表がスローターダイクです。
最近なにかと取り上げられることが多い、シニカル/シニシズムの勉強にもなります(でも、北田某の論文はまだ読んでないんです。忙しくて手が回らないっす)。それと同時進行で、さっそく『大衆の侮蔑』isbn:4275018672せてもらいました。いちおう日本民俗学の論文なんですけどねぇ……。