2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

JASRAC

ひまを持て余して私の修論を比較的熱心に読んでくれている人のための解説。

ここ数年は本当に精神分析について考えることが多くて、まがりなりに本を読んでいるのですが、やっぱりよく分からないところがあります。私が精神分析について考えるようになったのは、直接的にはフーコー的な(しかもきわめて俗っぽい)ものにホトホト嫌気…

80年代論

もうひとつ、id:solarで展開されている80年代論に触発されて、80年代について考えてもいます。これは民俗学史を考えるうえでもけっこう重要で、この80年代の民俗学は大塚英志、大月隆寛、まぁこれに中沢新一も入れて(他にもいっぱい重要人物がいるんだけど…

サイード「フロイトと非=ヨーロッパ人」

アイデンティティの根幹にひそむ外部性を、はからずもあぶり出そうとしちゃった最晩年のフロイトについてのサイードの解説はもう見事で、パレスチナという問題と格闘したサイードからしか出てこない示唆にあふれています。サイード=オリエンタリズムとバカ…

 80年代論についてのはてな周辺リンク

http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20040127 http://d.hatena.ne.jp/hanhans/20040127 http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20040127 http://d.hatena.ne.jp/ChieKaihotsu/20040127 http://d.hatena.ne.jp/gyodaikt/20040127

渋さ知らズ『渋星』

地底レコードをプッシュしているタワレコで購入しました(スパンク・ハッピーと迷いましたが、今回はこちら)。かつての曲とサン・ラとの共作と、てんこ盛り。渋さの全盛期ってたぶん98年前後、私が大学生になった頃でしょうか。その頃はこんな音楽はあまり…

綿矢りさネタ http://d.hatena.ne.jp/solar/ http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20040116

やっぱ

やめようかな。ど〜しよ〜かな〜!こまったときのブック・オフ、か。

綿矢りさ『蹴りたい背中』

とにかく買って読むことにしました。 「文藝」に「インストール」が載った時点で、もちろん写真チェックもしたし、読んだんですけど、あんまり興味をもたなかったというのが正直なところ。でもかわいいから売れるんだろうなというのはありました。 http://d.…

佐藤友哉『フリッカー式』

もう三年近く前の作品なのですが、前々から気になっていたので、この休みを利用して読みました。当然のことながら続編は未読です。オビに「あの90年代に10代のすべてを消費した作家」とありますが、そういえば私と著者は同い歳です。そうですか。私(たち)…

明けましておめでとうございます。論文も無事提出し、只今残務整理中です。 ここも長らく休んでおりましたが、本格的に稼働させます。乞うご期待。 ちなみに年末年始は30日にコミケに行き、年明けは京都の某マンガ喫茶に入り浸り。新京極通にあるこのマン…