んで、音楽と政治

最近の音楽と政治を結びつけようとする物言いは、なんだか意図的に難しく論じようとする傾向があって、それはあんまりよくないと思う。音楽=政治とか言っちゃうからややこしくなるわけで、要はちゃんと音楽について語っていきましょうということでよいと思う。ただ最近はそういうことをちゃんと語ろうとする人も少ないし、語る場所もないし、そもそも音楽を語るための語彙が貧困。個人が音楽を勝手に楽しむことはそれはそれでいいんだけど、「なんで私は音楽にこれほど陶酔するのか」ということをちゃんと言葉にせにゃいかんし、音楽に言葉をぶつけていく作業はたいせつ。でも、でも私は聞き飽きてるし読み飽きてるのも事実。そこを無理やり搾り出していくことで、言葉が洗練されればいいんだけど、いまの状況だとそのような正攻法はただただ疲弊してしまうだけなのかもしれない。というか、むしろそういうことに目をむけていかないといけない。誤解を恐れず言えば、批評は死んだよ、マジで。現状から逃避するわけじゃないけど、これはどうやらまったく別の方法が必要なのかも。いま瀬戸ぎわっす。あ〜しんど。