日記

 ほんとはここで日記めいたものは書かないつもりでしたが、書くこともないし、私の安否を心配している方も多いとのことですので、いちおう書いておきます。

 一昨日は大塚の1900円理容店で髪を切り、新宿で人と会って、そのあとタカシマヤでやっている海洋堂の博覧会へ。食玩好きにはまさに夢の世界。「チョコエッグ」以前と以後というふたつの構成で海洋堂の歴史が俯瞰でき、展示もなかなか充実しています(展示されている品が膨大な量なのです)。それに展示ケースが段ボールでできていて、チープ感が演出されています。

 ボーメの紹介のあとに村上隆が紹介され、海洋堂が「オタク文化」の象徴として称揚されるパターンにはあいかわらず違和感が残ります。でもちゃっかりショップで1000円ほど食玩購入。安いからたくさん買えるのです。「クレヨンしんちゃん」の食玩はよい。やっぱ買うよな。

 渋谷から東横線に乗って沿線の某氏宅へ。今後のことなど話したり話さなかったり。わが家にはテレビがないので、某氏宅のテレビにかじりついていました。翌日は渋谷に戻り、タワレコとHMVのブックコーナーへ。HMVのブックコーナーはすばらしい。菊地成孔の新譜を試聴するも、買うにはいたらず。

 ここで今夜クワトロで渋さ知らズのライブがあることを知り、どうせヒマなので行くことにしました。渋谷の雑踏を彷徨しているとものずごい睡魔に襲われたので、午後は代々木公園で日なたぼっこしながら稲葉振一郎『経済学という教養』(東洋経済新報社)を読むことに。

経済学という教養

経済学という教養

 前半はちょっとまどろっこしい感じでしたが、後半の日本経済特殊論以降は、かつて金子勝の本や宇野経済学をちょこっと読んでいたこともあってまぁまぁ理解できる。「HOTWIRED」の連載もきっちり読んでいたのですが、ずいぶん書き換えている感じ。さいきん経済学がマイブーム(死語)なので、もうちょっと勉強します。

 夜はいよいよ渋さのライブへ。人が多い。そしてスタイリッシュな若い男女が多い! 渋さってこんなかんじだったっけ? おそらくフジロックで観てその流れできている人が多いのでしょう。前半は定番曲をしっかり聴かせるジャズな感じ。で、後半は大暴れ。とはいっても渋さにしては手堅くまとめたライブでした。viewsicの中継が入ってた&クワトロ出入禁止という過去の反省からなのかもしれませんが、もっとトチ狂ってもいいんではないの? 

帰りぎわ、大塚駅前で警察官に呼び止められる。どうやら私から「へんな」においがするらしい。そういえばライブ中ずっととなりで「へんな」たばこ吸ってるやつがいたので、そのにおいがついたのかな(こんなところで吸うなよなぁ)。「渋谷で飲んでた」と言ったら「ああそう、気をつけてね」と持ち物をチェックされ、むろん無罪放免。さいきんこういうこと多いので面倒です。

 今日もよい天気ですね〜。