ABC倒産!

沖縄でバカンスぶっこいてたら

青山ブックセンターが倒産したらしい。」

と友人からメール。びっくりしました。六本木は深夜お世話になっていただけに。
詳細は月曜社のブログ http://urag.exblog.jp/ でどうぞ。
ついでに言えばリブロ船橋三省堂になるらしい。まさにスクラップ・アンド・ビルド。

前々からヤバいという話はありましたが、本当につぶれるとは。
私は最近のメディアで吹き荒れる(吹き荒れた?)「80年代リバイバル」に対してかなり批判的で、「これって80年代に儲けた人たちが過去を懐かしんでるだけじゃん!」となかば怒り気味に呆れていたのですが、リバイバルの一方で「80年代」なるものはますます崩壊していて、どうやら崩壊現象とリバイバルは無関係ではないようでもあり。「遅れて来た」人間として、現在進行しているこの「崩壊とリバイバル」現象をしっかり見届けてやろうと思っていますが、ABCの倒産を見て「80年代型書店は完全に終焉を迎えた」と言っているだけではしょうがない。じゃあどこで本を売るんだっ?という問題は依然として残っていますから。それは出版業界だけの話ではなくて「文化」に関わる大きな問題でもあるわけです。他人事ではありません。