HEY!HEY!HEY!のスペシャルに

なぜか見入ってしまう。TRFだのアムロだの華原だのパフィーだのといった「なつかしい」面々が往年のヒット曲だけを歌いつづける3時間。2001年以降の曲はほとんどない。NHK歌謡ショーもびっくりである。よーするにCDが今の倍以上売れていたころの、HEY!×3が全盛のころの、松ちゃんがまだ髪の毛フサフサだったころの、輝かしき90年代の残滓を垣間見て、しばし悦にひたっていたのである。
HEY!×3が始まったのが10年前、奇遇なことにいまCMで流れているオザケンの「愛し愛されて生きるのさ」も10年前であった。そうそう、われわれはHEY!×3的な空間のなかにおいてオザケンを聴いていたのだった、などということを当時の感覚とともに思い出してみると、オザケンHEY!×3の関係をいまいちど考え直してみるのもいいだろう。