尖閣ネタ投下
こういう時事ネタも書くぞということで、尖閣の事件に端を発する昨今の日中関係についてですが、
- そもそも沖縄周辺の南西諸島は米軍基地という漬物石がなければにっちもさっちも行かない。極東のパワーバランスは米国にオンブにダッコという現状認識ね。それ無視して何をお茶の間ナショナリズムで盛り上がってんだと。
- ここ最近冷え込んでた日米関係を考えれば、クリントン女史から「尖閣も日米安保の対象」という言質を引き出せただけでけっこう御の字なんじゃないですか。いっぽう普天間移転とかは「中国ヤバい」という意見にかき消される。この一件で実は得したひとたちが国内外に。
- 中国は国内を何とかするので精一杯で、そういう意味での中国政府のテンパリ具合はむしろ見ていてかわいそう。ほんとかわいそう。日本は平和ですね。
- 胡耀邦失脚以来、中国政府は対日外交で強気にしか出られないということはみんな知っている。これは対日外交においてはまったくもって不利だし南シナ海とは状況がまったく異なる。本当に足元を見られているのはどちら?
- 外交ではいくらでも罵り合っていただいて構わないけど、経済とか観光とか考えるなら日本(人)はもっと中国の国内情勢の安定に気を使うべき。軍部の暴走とかってシャレになりませんよマジで。そうなったら中国の工場がストップよ。レアアースどころじゃないよ。日本人ほんとみんな困るよ。
- というわけで外交的にはほぼカタがついたこの一件をまだまだ引っ張る一部マスコミや某外相は、このネタでもうひと波乱やりたいのよね。テレビ見ていまだに「中国マジむかつくー」とか腹立ててるひとは、そういう輩に踊らされてるんだということに気づいてほしいっす。ナショねたはほんと我田引水な連中が多くてウザいわいな。
- この件はすでにナショナリズムの問題でも外交の問題でもなくて、あるふたつの国のそれぞれの内政の問題でしかない。
おつかれさまでした。